自分、天邪鬼で判官贔屓な性質なせいで、社会現象ともなっていた風潮に背を向けて、本作品はリアルタイムで見ていませんでした。
版権が高いのか、再放送もなかなかありませんでした。
放送から数年経ち、たまたま旅先の金沢のホテルで再放送を目にする機会があり、感動して、大好きになってしまいました。
食わず嫌いですね…。
その後、心を入れ替えて唯一 DVD-BOXを持っているドラマです。
出演:
木村拓哉
山口智子
稲森いずみ
竹野内豊
松たか子
ほか
木村拓哉と山口智子の奇妙な同居生活に始まり、
育まれる男女間の深い友情、思いやり。
そして、本当に必要な相手への気付きまで。
繊細なタッチで、またカッコよく描き込まれています。
無駄な時間がまったく無く、目が離せません。
まだ青い竹野内豊や、珍しく清楚な役柄だった松たか子が可愛いです。
山口智子の後輩役、稲森いずみは、跳んでるオンナでトラブルメーカー。
彼女しかできないようなフワフワした演技で、いい味を出しています。
後の主役格の俳優陣ががっちり脇を固めています。
ロングバケーションというタイトルは「人生の休暇」になぞらえていて、人生がうまくいかない時、休んでみればいいというテーマを含んでいます。
しばしば自分に言い聞かせて、ロングバケーションにすることがあるのですが、私の場合ただの甘えになってしまって、瀬名や南のような成功は導けてはいません(‘A`)
ま、それはどうでもいいですね。
1996年作品なのに古くならない、恋愛ドラマの金字塔、不朽の名作です。