オーダーは、逆転勝ちの余勢を買って前戦と同じでした。
先発 九里亜蓮は立ち上がり、何本か良い当たりをされますが、ことごとく外野の正面をついてことなきを得、その後は立ち直りました。
低めを有効に使って、7回4安打1失点充分合格点の好投でした。
そして、
事件です!
廣瀬が回しました!
1点ビハインドで無死1,2塁の7回裏、松山竜平がライト前ヒットを放った時です。
当たりが良く、打球が速かったので、また2走の俊足ピレラも3塁で止められるだろうと失望しかけていたのですが…
回しました!!
ピレラも半分疑うように、廣瀬の方を見ながら3塁ベースを駆け抜けましたが、
難なくホームインして、貴重な同点の得点となりました。
過去数回に渡る逸機を反省したのか、人に言われたのか、兎も角良い傾向です。
次の塁を奪う野球をカープに取り戻せ。
今回が偶々の1回となる事なく、廣瀬には今後も積極的な走塁指示を続けて欲しいです。
遂にクララが立ったのです。
いつもは投手をなかなか替えない佐々岡が今日は早めに替えてしまいます。
1点リードの8回表、87球しか投げていない九里亜蓮を降ろして継投に入りました。
後ろが不安定なのだから、九里亜蓮が良い日なのだから、1アウトでも多く取ってもらうべき場面だと思いますが…。
替えて九里の勝ちを消しました。
8回の塹江も2死1,3塁で替えてしまいます。
塹江に球の力はあったので、抑えた可能性は高かったと思いますが、菊池保則に替えてしまいます。
そして、相手の勝ち越しを許しました。
いつも引っ張る佐々岡が、早替えに変わった事自体も気になるし、早替えでもセンスを感じないところに失望します。
安部が攻守に振るわない中、守備固めにすら菊池涼介を使わない佐々岡には、かなりの違和感があります。
相当深い確執でもあるのでしょうか。
安部の酷い2塁守備を見るにつけ、チームを弱くしているだけの采配に見えます。
負けは塹江に付きましたが、本当の敗戦投手は佐々岡でした。
大逆転勝ちを、反攻のきっかけにする事はできませんでした。
いったい、この閉塞からの出口はあるのでしょうか。