遅咲きの大輪咲いた? 九里亜蓮
対阪神 21回戦 T1-5C

カープ

オーダーの変更点は、1番レフト長野さん、4番センター西川‼︎、5番ファースト ピレラ、6番捕手で坂倉、7番サード三好、8番セカンド上本です。
もう、ツッコミどころだらけで呆れます。
佐々岡はカープを破壊したいんでしょうかね。


まあ、九里が頑張ってくれれば、なんとかなるか。
というわけで、先発は九里亜蓮。
このところ安定したピッチングが続いています。
今日も球がキレてます。
ストレートが走っています。
148km/hと九里とは思えないような数字までありました。
コースを突いたコントロールも効いています。

5回2死まで完全試合でしたが、フォアボールを出してしまいました。

6回1死までノーヒットノーランでしたが、ライト線に運ばれました。

9回1死まで完封していましたが、1失点でマウンドを降りました。

惜しいところで記録にこそなりませんでしたが、見事なピッチングでした。
8回1/3で4安打1失点です。
(うち3安打は9回裏)
ここ数試合の良かったなかでも、最も良い出来でした。

とうとう九里亜蓮が覚醒したのかもしれません。
4度続けての好投には正直驚いています。
非常に嬉しい気持ちでいっぱいです。


ドラ1でエース大瀬良大地の影で、同期でドラ2の九里亜蓮は、ロングリリーフやローテ谷間の先発など便利屋的に使われ続けてきました。
先発でたまに好投するも、続かず中継ぎに戻る日々でした。

プロ初年、開幕早々のデビュー戦で先発し、初勝利をあげて期待されるも、結局シーズン2勝に終わり、翌年は無勝利とプロの壁に当たっていました。

中継ぎに回り、前述の便利屋をするようになって勝ち星こそ付きましたが、本当はスターターとして働きたかったことでしょう。

様々な経験を積み、年齢を重ねて円熟したのが今年の九里亜蓮です。
7年目の今年は、シーズン当初から先発として起用され、ローテーションを守り通して来ました。

プロで覚えた多彩な変化球に加えて、今年のストレートは、これまでよりも速くキレがありました。
ストレートがいいから、変化球がより効果的になりました。

でも、ここまではまだ普通のピッチャーでした。
この4試合の九里亜蓮には、特別なピッチャーへのステップを昇ったのではないかと感じさせる何かがあります。
ローテを守ってきて得た自信、精神の成長、心の余裕を感じるのです。
無理にコースを狙ってフォアボールを出すよりも、少しくらいあまくてもゾーンで勝負すれば負けないと思えるようになったこと。
そういう球を投げられることに気づき、投げようという意思のもとに、投げられるようになったこと。
これは偉大な成長だと思います。

九里亜蓮29歳。
実際スペシャルな投手になったのか。
もう少し見守りたいところですが、少なくとも今の九里亜蓮は、これまでと違う凄いピッチャーです。


あと3回くらい登板があるでしょうか。
おおいに期待して、九里亜蓮を見ていきたいと思います。

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