痛恨の三塁送球ミス 床田寛樹
対横浜 22回戦 B2-0C

カープ

オーダーは、2,3番以外変更です。
1番レフト野間、4番松山竜平、5番西川龍馬、6番捕手で坂倉、7番堂林、8番菊池涼介です。


先発は床田寛樹。
あまり好調とは言えず球速143km/h程度しか出ないものの、投球術で堅実にアウトを重ねていきました。
毎回のように先頭打者を塁に出しますが、後続を打ち取っていきます。
6回5安打2失点と、結果的に好投しました。

これだけであれば勝利投手になれなかったことを労ってあげたい気持ちになるのですが…。


  
敗因は床田のバント処理です。
5回裏、連打で無死1,2塁とされたところで、相手は送りバントを選択して来ました。
床田は見事なダッシュで捕球し、余裕で3塁封殺できるタイミングで送球しました。
が、
これが悪送球となり無死満塁のピンチを背負うこととなってしまいました。
落ち着いて普通に投げるだけで良かった場面です。
何故、送球を焦ってしまったのか。

この後、ヒットと犠飛で2点を失いますが、バント処理をしっかりとやって1死1,2塁にしておけば無かった筈の失点でした。
この失点で試合を落としました。
ここで失点せず0対0のまま進んでいれば、まったく違う試合になったでしょう。
悔やみきれない失策でした。

堂林に2失策がありました。
やはり送球が不安定です。
2つとも送球エラーでした。
元々送球イップスでサード守備をあきらめた経緯があるだけに、同情するところもなくはないのですが、根底に堂林の“気の弱さ”がある所が救えません。
一つ目の送球エラーはまあ仕方がないでしょう。
ところが二つ目は、明らかに、またやってしまうのではないか?という恐怖感から生まれた悪送球に見えました。
手が縮こまっているのです。

この後、深いショートゴロをカットして取りに行くべき場面では、捕球すること自体から躊躇してしまい打球をスルーしたため内野安打となりました。
送球しなければならない恐怖が足を止めたのでしょう。
この弱気を克服できなければ、堂林はいつまで経っても甘さの残る選手のまま埋もれていくでしょう。
これは、再三指摘している堂林の“消極性”と通づるものであり、彼の最大の弱点です。
もう性格なんで簡単ではないですが、心を鬼にして、冷酷になって、動揺を抑える精神を獲得してもらいたいです。
一皮剥けるのを期待していきます。


まあ、どんなに抑えても、1点も取れなければ勝ちようがありません。
3安打でした。
有効な策を打てる参謀や、的確な指示ができる打撃コーチが欲しいです。

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