復活の熱投 森下暢仁
対G 14回戦 C2-0G

カープ

1番に野間が戻りました。
ライトです。
6番センター上本、7番レフト羽月、率の上がらない會澤翼は8番に下がりました。


先発投手は、スーパーエース森下暢仁です。
まだ、本来のピッチングとは言えませんが、前回は久しぶりに勝ちました。
結果が不調を吹き飛ばしてくれること、ままある話です。
なんとか、森下暢仁も波に乗って行って欲しいところです。

今日の森下暢仁は、スーパーエースの森下暢仁でした。
ゆるいカーブが決まってカウントを稼ぎ、150km/h超のストレートでねじ伏せます。
スライダー、カットもキレています。
順調にイニングを重ねていきました。

何より森下暢仁らしいのは、ここ1番での強さです。
ピンチになればなる程、ピッチングが研ぎ澄まされていきます。
大きな失点危機は2度ありましたが、ここで、より本気モードに入って抑え切りました。
これです。
これを待っていました。
森下暢仁の最大のストロングポイント、逆境に強い姿が戻ってきました。
完全復活かもしれません。
これが継続することを願います。

8回122球5安打無失点、熱投です!
勝ち星こそ付きませんでしたが、今日は森下暢仁の日であり、森下暢仁の試合でした。
ナイスピッチング!!


2度の危機について。


6回表、瞬間ホームランとあきらめかけましたが、フェンスの最上段に当たって
跳ね返ってくれました。
ツキがあります。

この後が凄かった。
センター上本がカットマンの菊池に送球すると、そこから一瞬のうちにサードへの豪速球が放たれました。
菊池の、強肩という表現では足りないくらい、もの凄い肩です。
サードへのワンバウンド送球は走者を凌駕しました。
バウンドの加減で、審判にはセーフにされてしまいましたが、あの三塁打を余裕で刺してしまいそうな菊池のプレーは圧巻でした。
素晴らしい。

次の打者をピッチャーゴロに取った後の森下暢仁のプレーも秀逸でした。
捕球後、迷いなく飛び出した3走を追いました。
三本間で、普通の選手ならどちらかのベースカバーに送球してしまい、時間を稼がれたり、ミスが起きたりするところですが、
森下暢仁は違いました。

俊足の3走を追い切り、そのままタッチアウトにしたのです。
失点を防ぎ、打者走者も1塁で止めるビッグプレーでした。
こういう随所に見せる野球センスの良さも森下暢仁の魅力です。

次の打者にはレフトの左に鋭いライナーを打たれましたが、今度は羽月が自分の身長くらいの、凄い高度で横っ飛び!
そのままの高さでダイレクトキャッチして着地しました。
驚きの運動神経です。
去年も書きましたが、羽月は本来内野手なんですが外野手適性が秀でていると感じます。
外野手として鍛えれば、水も漏らさぬ凄い野手になると思います。
成長に期待します。

菊池、森下暢仁、羽月3人のビッグプレーで6回を無失点としました。



8回表の森下暢仁の踏ん張りも凄かった。

1死2塁で、自らピッチャーゴロを弾いてしまい、1死1,3塁と傷口を広げてしまいました。

ここからです。
1人歩かせて満塁となった後、丸を1塁ゴロに、ウォーカーを空振り三振に斬りました。

ピンチで本当の力を発揮できる、森下暢仁らしさ、凄さの出たシーンでした。

ここも失点を防ぎました。


こうなると、
マクブルームのサヨナラホームランは出るべくして出た当然の産物です。
この展開なら必然なんです。
森下暢仁のチカラが呼び込んだ今日の勝利でした。
ブラーボ!!


対G連勝で借金1です。
もう九里亜蓮に頑張って貰って3タテしかありませんよ。
まずは5割を掴んで、ツバメの尻尾を探してみましょう。

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