1982年冬。
「金色のリボン」というクリスマス企画の限定生産LPレコードがありました。
当時、お小遣いが足りなくて手が出ないまま、やがて店頭から消えてしまいました。
CD化もされていません。
このアルバムから、新曲全部の計6曲をCD音源化してくれたのが本作「Seiko Avenue」です。
1984年冬のことでした。
中古で手に入れたのは更に3年後くらいだったかな。
尚、ついでに、松田聖子主演映画3作のサウンドトラックから2曲ずつ計6曲も収録されています。
クリスマスソング・メドレー
・赤鼻のトナカイ
・サンタ・クロースがやってくる
・ジングルベル
・White Christmas
恋人がサンタクロース
Blue Christmas
ジングルベルも聞こえない
星のファンタジー
HAPPY SUNDAY
花一色 〜野菊のささやき〜
野の花にそよ風 〜サブテーマ「雲」
プルメリアの花
天国のキッス (extra version)
パシフィック
夏服のイヴ
2曲目の「恋人がサンタクロース」はユーミンのカバーですが、本家よりずっと良い仕上がりです。
歌声がとてもフィットしています。
聖子歌唱を聴いた後ではユーミン版は聴けません。
隠れた名曲が2曲。
まず、4曲目
「ジングルベルも聞こえない」
スキー場で、他の娘に優しくする彼氏にやきもちを妬いて拗ねる女の子を歌った可愛い曲です。
松田聖子史上5指に入る名曲です。
そして、6曲目
「HAPPY SUNDAY」
彼氏の突然の訪問に驚きながらも嬉しく思う、これもとても可愛い曲です。
他にも、7曲目の「花一色」は、
“人の夢とペンで書けば儚いって読むのですね”
の名フレーズを内包する大好きな1曲です。
買って損はないCDでしょう。
「Seiko Avenue」は、クリスマスになると聴きたくなる、聴き応えのあるアルバムです。