オーダーの変更は、6番松山竜平、7番堂林、8番セカンド羽月です。
先発は薮田和樹。
前回登板ほどの球威は感じられません。
直球でねじ伏せるピッチングはできませんでしたが、変化球の制球はそこそこ良く、かわしていくスタイルで5回を無失点で切り抜けます。
調子が良くない割には、予想外の好投です。
悪いなりに抑えられるというのは、プロの投手には絶対必要なピースです。
薮田の成長を見たかと思いきや、ここからがいけません。
迎えた6回表、先頭にヒットを許すと、坂本に対して完全なボール3つでスリーボールにしてしまいます。
苦し紛れにストライクを取りにいったところで、ホームランを浴びました。
せっかく良い流れで来ていても、重要な場面でストライクが入らなくなります。
気が弱いです。
それは、薮田和樹の最大の敵でしょう。
2点のリードは一瞬で吹き飛びました。
結局、5回1/3でマウンドを降りることとなりました。
せっかくの5回までの好投を不意にして、やっぱり薮田か、と思われてしまう残念な6回表でした。
精神面の成長を期待します。
ケムナ誠が初勝利を挙げました。
獅子奮迅の活躍、今季40試合目にしてついに掴んだ勝利です。
10回表、ケムナはランナーを出すも、併殺で仕留め3人で抑えました。
このリズムが、その裏のサヨナラ劇を呼び込んだとも言えると思います。
見事なピッチングでした。
今シーズンのケムナの台頭、成長、経験は来年の大きな糧になるでしょう。
チームも計算できるピッチャーを一人育て上げることができました。
大きな財産です。
あの豪速球で、ますますの活躍を期待してまいります。
同点の延長10回裏、試合を決めたのは松山竜平のバットでした。
曽根海成のホーム憤死など紆余曲折あった2死満塁の場面、流し気味のバッティングで左中間に落としました。
松山らしい巧みなバットコントロールでした。
このところ打率を下げまくっていた松山竜平でしたが、今日はいい仕事をしました。
残り試合も活躍を願います。
今季2度目のサヨナラ勝ちです。
少なすぎます┐(´д`)┌
今季の低迷を如実に表す数字です。
残り3試合は、今日のようなエンターテイメントな勝ちを見せて欲しいものです。