前節からの変更は、ヴァウドが福森に、河井が竹内に、カルリーニョスが後藤にそれぞれ代わりました。
え、カルリーニョス控え?
まじかーこれは、攻守にダメージがありそうです。
序盤から押され気味ですが、硬い守備で決定的なシュートは打たせません。
それにも増して、清水には攻め手がありませんでした。
そんな中でもチアゴサンタナの、緩急をつけた動きで相手ディフェンスを翻弄する姿や、キレのある切り返しでファールを誘う姿には、目を見張るものがありました。
強くて巧いです。
一方で、その自分の能力に甘えてしまう部分も感じられます。
マークがキツくなっているのに、外す努力に乏しいです。
オフザボールでの動きに課題があるでしょう。
権田の反応の良さ、プレスされても落ち着いている対応は、安心感を与えてくれるものでした。
前半スコアレス。
守れるチームはいいものです。
鈴木唯人が躍動します。
左サイドを我がものにして、鋭い突破からクロスを上げる場面が何度ももありました。
カップ戦では初ゴールもありました。
どんどん強さを見せて行って欲しいです。
清水で燻っているようなスケールの選手じゃありません。
大きく羽ばたいて行くのを見守りたいです。
54分、待望のカルリーニョスが入りました。
前線でボールがまわるようになります。
ゴールの匂いが感じられ始めました。
ところがそんな59分、コーナーから繋がれて決められました。
セットプレーの失点が多いです。
ゾーンディフェンスの見直しをお願いします。
このまま、攻め手を欠いたまま長いホイッスルを迎えてしまいました。
チーム力の差をまざまざと感じさせられる試合でした。
開幕をツキで快勝して、いい気になっていました。
現実のチーム力は残留争いかも知れません。
増してや、4クラブが降格する今シーズンです。
気を引き締めて勝ち点を積み重ねて欲しいです。
強くないとはいえ、去年よりは遥かに良い、試合を見る気にさせるチームです。
成長を見守って行きます。