不可信の集中力2 堂林
対阪神 11回戦 C3-3T

カープ

上本が今季初めて1番に入りました。
守備位置は変わらずセンターです。
調子上がり目の斬り込み隊長に期待しましょう。
6番に小園海斗が上がって、7番ライトで中村健人、8番捕手はなんと初スタメン持丸です!
昨日の代打でのプロ入り初打席は、結果こそ三振でしたが風格を感じる構え、スイングでした。
大いに期待して参ります。


先発投手は豪球エースことアンダーソンです。
虎打線を球威でねじ伏せてください。

守備の乱れがあり、自責は0ながら初回から2失点しました。

球が浮いたり、甘く入ったりと、不安定に
見える投球が続きましたが、そこは球威で打ち取る彼らしいスタイルで、実際、ねじ伏せていきました。
足を痛めて5回で降板しましたが、2回以降は無失点に抑えました。
が、
何より怪我が心配です。
次回ローテ迄に万全となることを願います。


代打堂林が、また集中力を見せてくれました。
同点の7回裏、真芯で捉えた打球は左中間スタンド中段まで飛んでいきました。
正直、代打で1球に賭ける堂林が、成功するというイメージが全然浮かばないんですが、これで2本目の代打ホームランです。
この長打力、ヨダレが出そうです。
ホントいいものを持っているんです。

彼の1番の問題は何度も書いて来ましたが、メンタルの弱さだと思っています。
才能は確実に潜在しているのに、発揮出来ないんです。
自覚もあるのか、毎年の護摩行が恒例になっています。

この堂林が、普段よりプレッシャーが大きいであろう代打というステージで何故結果を残せたのか。
ここに彼の潜在能力が、潜在で無くなる鍵があるのかもしれません。

今は、これは集中力だと考えています。
この1打席に入魂する代打という特殊な仕事で、打席に集中することで弱気の虫が声を潜めてしまうのではないか。

これは、普段の打席にも応用できると思います。
ひたすら、集中するのです。
打てないんじゃないか?などと言う考えが頭に浮かばないくらいに。
精神面の弱さを乗り越えるのに30歳までかかってしまいましたが、ここで弱気を克服して、野球人生の最後に花を咲かせて欲しいです。

かつては、甲子園の優勝投手だったんです。
大舞台で力を発揮できる筈です。
堂林のやっと来た、遅い遅い覚醒を見たいものです。


このホームランが出た時点では、勝ったと思いました。
が、それは菊池のエラーと栗林の乱調という、滅多にない組み合わせによって、叶いませんでした。
これは仕方がない。


ただ、引き分けに持ち込んだビッグプレーがありました。
9回表2死1,2塁。
前身守備のライト中村健人の頭を越えそうな打球が飛びました。
抜ければ致命的な2失点です。
ここで、中村健人が背走背走!
最後は後ろ向きのまま、背面逆シングルでスーパーキャッチをしました。
取った時は驚きました。
この背走守備は鈴木誠也より上ですよ!!

後ろ向きで、ボールに対する左右の感覚がおかしくなるところです。
本当によく捕球した!!!
ますますの好守備を見せて欲しいです。


負けなかったのはひとえに中村健人のおかげでした。
でも勝てた試合でもありました。
こういう試合を落としていくのが、優勝から遠のく道であるのは間違いありません。
しかし、今のカープでは勝ち切ることが出来ないのもまた事実であり、避けられない道です。
ならば、引き分けられたことを喜び、改めて勝って埋めて行こうじゃありませんか。
この引き分けが、明日の勝利に繋がることを願って前進して参ります。

タイトルとURLをコピーしました