鬼気迫るエウシーニョの奮闘
惜しい引き分け
対川崎 ホーム S2-2F

エスパルス

ボランチに中村慶太に代わって竹内涼が入りました。

優勝を決めたばかりで気が抜けているであろう川崎が相手です。
一泡吹かせてやりたいところです。




いつもよりプレスは弱めで、少し距離を取りブロックを作って守る感じの立ち上がりです。
対川崎モードの守りでしょうか。
ボールポゼッションこそ下回ってはいますが、互角の攻防が続きました。

11分、自陣でヘナトアウグストが奪ったボールをカルリーニョスが運び上がり、右の西澤に開きます。
西澤がえぐってあげたクロスを、中央に上がって来たボランチの竹内がヒールで落とし、カルリーニョスが左足のインサイドで確実に決めました。
速い攻め上がりからの美しいゴールとなりました。
清水、先制です!

21分、ゴール前でショートパスを回されて崩されました。
最後はフリーでシュートを許し、決められてしまいました。
川崎に自由にボールを持たれてしまった形で、ディフェンスは一歩ずつ遅れてしまいました。
完全に相手の形でやられました。
さすが優勝チーム、同点です。

両軍、決定的なチャンスをキーパーの好セーブで凌ぎ激しい攻防が続きました。

迎えた40分、西澤からのセットプレーが、輝きました。
西澤は、敵陣右寄りから長めのフリーキックを低い弾道で蹴り込みます。
エウシーニョが跨ぎスルーして、ゴール前の混戦でボールが遊ぶ中、飛び出したヘナトアウグストの強烈な右足がゴールを捉えました。
清水、勝ち越しました!

更に惜しいチャンスもありましたが、このまま前半終了です。

後半は攻められる場面が続きました。
キーパーの好判断、ゴールポスト様の屈強ブロックなどにも助けられて、なんとか失点をせずに89分を迎えました。

守り切れませんでした。
キーパー大久保のキックミスから攻め込まれた場面、ゴール前に人数をかけて守りに守り跳ね返しますが、細かいパスで何度も突破を試みられ、とうとうこじ開けられました。
最後は守りの足が止まってボールウォッチャーになってしまいました。
無念、89分に同点です。

アディショナルタイム6分間も怒涛の攻めを受け続けました。
流石攻撃サッカー、流石ぶっちぎり優勝チーム、多彩な攻めです。
生きた心地がしませんでした。
ギリギリのところで、なんとかゴールを許すことなく終えられました。

よく逆転されなかった!
気迫の引き分けとなりました。


エウシーニョが、古巣相手に奮闘しました。
攻めの中でのキレ味、存在感はいつも通りで分厚い攻撃を演出しました。
そして今日は、守備面でも激しく当たり、鬼気迫る良い守りを見せてくれました。
ホントに頼りになるやつです。
残り試合も活躍を期待してまいります。


気になったのは、何故ヘナトアウグストを下げたのか。
1点を守り切りたい83分のことです。
彼のフィジカルの強さ、瞬発力、粘り強い守備、スタミナは必須でしょう。
この交代が無ければ、逃げ切り勝ちが出来ていたように思えて仕方ありません。
悔しい、疑問の残る采配でした。


ともあれ、優勝チームに負けなかったことは大いに評価したいところです。
この調子で、残り全勝して欲しいですね。

DAZN

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