クライマックスシリーズへ救世主 ケムナ誠
対横浜 14回戦 C5-3B

カープ

野間が2番、坂倉は捕手、7番にお久しぶりの松山竜平、8番レフト西川龍馬です。
恐怖の7,8番バッターです。

先発投手は、高橋昂也。
この子は、いいものを持っています。
以前にも触れましたが、一皮剥けて欲しい、大人のピッチングを覚えて欲しい選手です。

今日も球威はありそうです。
制球はぜんぜんですが、キャラ的にはそう言う投手なので悪くはないと思います。
変化球は比較的思い通りに投げられている感じです。
低めのスライダーを活かして行って欲しい!

高めに行った球をことごとく打たれて、4回3失点で代打が出ました。
よく3失点で収まったとも言えるような打たれようでしたが、なんとか試合にしてくれました。
でも、それが大事なんです。
折れないで、あきらめないで、最小の損害で済ませる、是非この姿勢を貫いて欲しいです。

林晃汰に2ランがありました。
ゲッツーもありましたが・・・
でも、当たったら怖そんなバッターに育って欲しいものです。
今日は、振り過ぎず高めのボール臭いですが、甘いところを見事なバランスで捉えてバックスクリーンに運びました。
コンパクト、(・∀・)イイ!です。
遠くに飛ばせることは、練習で得られない天賦の才、大きな魅力です。
村上を凌駕するような、そんな存在になってください。


プルペンに救世主が現れました。
ケムナ誠です。
昨年ソコソコの活躍をしたものの、今年は奮わない状況から2軍暮らしが続いていました。

ここでの調整が奏功したようです。
去年のような150km/hをゆうに超えるような豪速球こそ影を潜めていますが、直球,変化球ともに、荒れる感じが無くなりまとまって来た印象です。
モノ凄い豪速球を投げるけど、フォアボールを出しまくるタイプのピッチャーとは、一線を画す安定感を持った投手に成長した感があります。
中盤1イニング、2イニングをしっかり無失点で繋いでくれるピッチャー、これがいなかったんですよ。

まさに救世主ケムナ誠です。

まあ、救世主とは言っても、優勝に向けてではなく、100歩譲ってクライマックスシリーズくらいまでなんですけどね。
獅子奮迅の活躍を期待します。


同点の8回裏、代打長野さんに勝ち越し2ランが出ました。
初球で、インローの難しい球でしたが、しっかりと準備が出来ていました。
これが、代打のあるべき姿勢でしょう。
臆することなく内側を振り抜きました。
ライナーで飛び出した打球は、レフトスタンドを(ギリギリでしたが)捉えました。
痺れましたね。
代打の切り札と呼ぶに相応しい素晴らしい仕事でした。


ケムナ、コルニエル、フランスア。
この3人の好投が8回裏の勝ち越し劇を呼び込みました。
これが、これこそが試合運びの妙です。
佐々岡には全く出来ない芸当です。
しかし、今日は良い試合運びを見せてくれました。
佐々岡も成長しているのかもしれません。
たまたまかもしれません。


総じて言えるのは、
中継ぎが試合を壊さないでいてくれるのは優勝に向けて非常に重要だということです。
救世主ケムナを始め、このカタカナ3人が安定した投球を続けてくれるなら、カープにも(たとえ佐々岡でも)浮上の芽は出て来ると思います。
楽しみに見守っていきます。

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